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2023-05-18

テニスのマドリード・オープン(7日まで、スペイン)で、男女トップ選手に贈られた誕生日ケーキの大きさの違いが、大騒動に発展している。

男子で世界ランク2位のカルロス・アルカラス(スペイン)が5日に誕生日を迎え、20歳になった。また、女子で世界2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)も同じ5日が誕生日で25歳になった。

大会側は5日、2人にバースデーケーキを用意。しかし、アルカラスが準決勝勝利後の満員のセンターコートで、何人かで抱える必要があるほど巨大なケーキを受け取った一方、決勝進出を決めたが5日は試合がなかったサバレンカはトレーニングの後、一人で持てるサイズのケーキを贈られた。金色のペンできれいなデコレーションがなされているが、大きさが違うとあって、ファンや関係者から厳しい批判の声が上がった。

女子で世界ランク27位のビアンカ・アンドレースク(カナダ)は「正しいと思えない」と問題提起。元女子世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)も、「大きさが違いすぎる」と写真で比較し指摘するツイートを引用し、扱いの違いを指摘した。

また、オーストラリアメディア「ニュース・ドットコム」によると、ネット上でも「女性差別だ」と批判の嵐。「彼らは同じランク。アリーナ(サバレンカ)のほうが多くのマスターズで勝っているのに。これは女性蔑視だ」という声や「スペイン人だからと言う人もいるし、それもあるだろうけど、大きさの違いは異常だ」との指摘が相次いでいるという。
 
この声に対し、大会ディデクターのフェリシアーノ・ロペス氏はSNSで声明を発表。「反響に驚いている。1、カルロスは試合に勝ち、決勝に進出したばかりだった。2、彼はセンターコートでプレーしていた。3、国際大会とはいえ、(出身の)スペインで行われる大会である」と記載。大会中に誕生日を迎えた男子のホルガー・ルーネ(デンマーク)に対してもサバレンカと同じサイズのケーキを贈った写真を投稿。「ルーネは扱いに怒っていないといいけどね」と記した。

ケーキの大きさからとんだ騒動となってしまった。

東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/262416
2023年5月7日 05:15