2023-03-13
日刊スポーツ2023年3月12日15時56分
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202303120000619.html
<陸上:日本学生ハーフマラソン>◇12日◇東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地周回コース(21・0975キロ)
先輩の言葉に結果で応えた。
駒澤大・篠原倖太朗(2年)が1時間2分16秒(速報値)で優勝した。男子ハーフマラソンの日本人学生新記録(1時間0分11秒)を樹立した2月5日の香川丸亀国際ハーフマラソンに続き、2戦連続で好走を見せた。
スタートから先頭集団に食らいつき、17キロ地点からペースアップ。独走でラスト5キロ弱を走りきると、右拳をギュッと握り締め、力強くガッツポーズした。
快走続きの背景には、偉大な先輩の存在がある。篠原は丸亀ハーフ直後から、標高1500メートルほどの米国・アルバカーキ合宿に参加。そこで田澤廉(4年)とのトラック走に挑み、力の差を見せつけられた。
「田澤さんと一緒にやった練習の消化率はゼロで。ラストで離されていました」
いつも自分の前を走る田澤。「意識が高い方なので、すごく刺激をもらえます」。学生新記録を更新した後も、偉大な先輩が示し続けてくれたからこそ、謙虚に競技と向き合うことができた。
レース前には、その田澤から言葉を授けられた。
「僕は勝って当たり前の立場になってきていて、田澤さんから『その立場の中でも勝つように』と言われました。有言実行できてよかったと思います」
充実感を漂わせ、控えめに笑みを浮かべた。
これで8月に開催されるFISUワールドユニバーシティゲームズ(中国)の代表に内定。次戦は4月8日の金栗記念(熊本)で1万メートルに出場する予定だ。
「27分台は狙いたいなと思っています」
重圧がかかるレースでも、勝ちきれるように。慢心することなく、歩み続ける。【藤塚大輔】
◆今大会の結果(速報値)
〈1〉篠原倖太朗(駒澤大) 1時間2分16秒
〈2〉吉田礼志(中央学院大) 1時間2分29秒
〈3〉松永伶(法政大) 1時間2分43秒
〈4〉並木寧音(東京農業大) 1時間2分48秒
〈5位〉小暮栄輝(創価大) 1時間2分55秒
〈6〉武田和馬(法政大) 1時間2分57秒
〈7〉野沢悠真(創価大) 1時間2分58秒
〈8〉村松敬哲(東京国際大) 1時間2分59秒
https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202303120000619.html
<陸上:日本学生ハーフマラソン>◇12日◇東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地周回コース(21・0975キロ)
先輩の言葉に結果で応えた。
駒澤大・篠原倖太朗(2年)が1時間2分16秒(速報値)で優勝した。男子ハーフマラソンの日本人学生新記録(1時間0分11秒)を樹立した2月5日の香川丸亀国際ハーフマラソンに続き、2戦連続で好走を見せた。
スタートから先頭集団に食らいつき、17キロ地点からペースアップ。独走でラスト5キロ弱を走りきると、右拳をギュッと握り締め、力強くガッツポーズした。
快走続きの背景には、偉大な先輩の存在がある。篠原は丸亀ハーフ直後から、標高1500メートルほどの米国・アルバカーキ合宿に参加。そこで田澤廉(4年)とのトラック走に挑み、力の差を見せつけられた。
「田澤さんと一緒にやった練習の消化率はゼロで。ラストで離されていました」
いつも自分の前を走る田澤。「意識が高い方なので、すごく刺激をもらえます」。学生新記録を更新した後も、偉大な先輩が示し続けてくれたからこそ、謙虚に競技と向き合うことができた。
レース前には、その田澤から言葉を授けられた。
「僕は勝って当たり前の立場になってきていて、田澤さんから『その立場の中でも勝つように』と言われました。有言実行できてよかったと思います」
充実感を漂わせ、控えめに笑みを浮かべた。
これで8月に開催されるFISUワールドユニバーシティゲームズ(中国)の代表に内定。次戦は4月8日の金栗記念(熊本)で1万メートルに出場する予定だ。
「27分台は狙いたいなと思っています」
重圧がかかるレースでも、勝ちきれるように。慢心することなく、歩み続ける。【藤塚大輔】
◆今大会の結果(速報値)
〈1〉篠原倖太朗(駒澤大) 1時間2分16秒
〈2〉吉田礼志(中央学院大) 1時間2分29秒
〈3〉松永伶(法政大) 1時間2分43秒
〈4〉並木寧音(東京農業大) 1時間2分48秒
〈5位〉小暮栄輝(創価大) 1時間2分55秒
〈6〉武田和馬(法政大) 1時間2分57秒
〈7〉野沢悠真(創価大) 1時間2分58秒
〈8〉村松敬哲(東京国際大) 1時間2分59秒