2023-06-12
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b41eee44aef382da7f6bd1e3d12960f4f68c5f1
「暴力的な決断」トランス女性の女子スポーツ参加を禁止したイギリス自転車連盟に賛否
トランスジェンダー女性選手の女子スポーツ参加について、各所で議論が過熱している。東京オリンピックでは、重量挙げのニュージーランド代表ローレル・ハバードがトランスジェンダーの女性選手として注目を集めたことも記憶に新しい。
そんななか、2023年5月にイギリス自転車連盟が「トランジェンダー女性の女性カテゴリーへの競技参加を禁止すること」を発表したことで、世間では賛否が分かれている。
同連盟によると、規則を厳格化するのは「スポーツの公正さを守るため」で、選手を“女性”と“オープン”のカテゴリーに分けることを決定。
女性カテゴリーは、出生時の性別が女性である選手、およびホルモン療法を開始していないトランスジェンダー男性のみ対象になるという。
これに対し、自転車トラックレースのトランスジェンダー女性選手、エミリー・ブリッジズが声明を発表。「スポーツをより多様なものにすることに関心がなく、自分たちをよりよく見せたいだけで、それすらも失敗している」「政治的かつ暴力的な決断」と、同連盟を激しく批判した。
SNS上では「トランスジェンダー女性への差別」「連盟は前時代的で恥ずかしい組織」とエミリーを擁護する人が多い一方、なかには「当然の判断がされて安心」「すべてのスポーツでトランスジェンダー女性選手の参加を禁止するべき」「これで“本当の”女子選手の平等が保たれる」など、連盟の新規則を支持する人も少なくない。
また、イギリスの女子陸上選手エリー・ベイカーが「トランスジェンダー女性が思春期に得た利点は大きい」「(トランスジェンダー女性選手と一緒になったら)私はレースに出ることを拒否する」と自身のSNSで発信したことも物議を呼んでいる。
2020年10月にトランスジェンダーであることを告白したエミリー。当時は「あまりにも長い間本当の自分を隠してきたから、こうして完全に自由になることはとても信じられない気分」だったそうだけど、今回の出来事で「イギリスから出ることを考えなければならない」「もうレースに出たいのかどうかもわからない」と悲痛な胸の内を語っている。
「暴力的な決断」トランス女性の女子スポーツ参加を禁止したイギリス自転車連盟に賛否
トランスジェンダー女性選手の女子スポーツ参加について、各所で議論が過熱している。東京オリンピックでは、重量挙げのニュージーランド代表ローレル・ハバードがトランスジェンダーの女性選手として注目を集めたことも記憶に新しい。
そんななか、2023年5月にイギリス自転車連盟が「トランジェンダー女性の女性カテゴリーへの競技参加を禁止すること」を発表したことで、世間では賛否が分かれている。
同連盟によると、規則を厳格化するのは「スポーツの公正さを守るため」で、選手を“女性”と“オープン”のカテゴリーに分けることを決定。
女性カテゴリーは、出生時の性別が女性である選手、およびホルモン療法を開始していないトランスジェンダー男性のみ対象になるという。
これに対し、自転車トラックレースのトランスジェンダー女性選手、エミリー・ブリッジズが声明を発表。「スポーツをより多様なものにすることに関心がなく、自分たちをよりよく見せたいだけで、それすらも失敗している」「政治的かつ暴力的な決断」と、同連盟を激しく批判した。
SNS上では「トランスジェンダー女性への差別」「連盟は前時代的で恥ずかしい組織」とエミリーを擁護する人が多い一方、なかには「当然の判断がされて安心」「すべてのスポーツでトランスジェンダー女性選手の参加を禁止するべき」「これで“本当の”女子選手の平等が保たれる」など、連盟の新規則を支持する人も少なくない。
また、イギリスの女子陸上選手エリー・ベイカーが「トランスジェンダー女性が思春期に得た利点は大きい」「(トランスジェンダー女性選手と一緒になったら)私はレースに出ることを拒否する」と自身のSNSで発信したことも物議を呼んでいる。
2020年10月にトランスジェンダーであることを告白したエミリー。当時は「あまりにも長い間本当の自分を隠してきたから、こうして完全に自由になることはとても信じられない気分」だったそうだけど、今回の出来事で「イギリスから出ることを考えなければならない」「もうレースに出たいのかどうかもわからない」と悲痛な胸の内を語っている。