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サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）決勝第２戦で、Ｊ１浦和が６日午後６時から埼玉スタジアムでアルヒラル（サウジアラビア）と対戦する。第２戦に勝った方が大会史上最多３度目の優勝をつかむ。５日はさいたま市内で冒頭以外を非公開にして最終調整。アウェーでの第１戦は１―１で、浦和は第２戦で０―０でもアウェーゴールの差で優勝できるが、記者会見に臨んだＦＷ興梠慎三（３６）は勝利にこだわる姿勢を示した。

普段は穏やかな表情に気合がみなぎる。第１戦でアウェーゴールを決めた浦和のＦＷ興梠は、スコルジャ監督とともに公式会見に出席。言葉に力がこもった。

「約６万人のサポーターの前で、０－０でいいなんて気持ちは捨てないといけない。無失点に抑えて、こっちは点を取って勝ちたい」

２０１７年と１９年の決勝を合わせ、アルヒラル戦は６試合目になる。４月２８日の第１戦で相手のクリアミスを逃さず、ＡＣＬで日本人最多の２７得点をマークした３６歳は「個の能力が高いし、リスペクトしている。だからといって恐れる気持ちもない」とさらりと言ってのけた。

アルヒラルは、昨年のＷ杯カタール大会１次リーグでアルゼンチンを撃破したサウジアラビア代表メンバー６人が第１戦で出場。前線にはマリ代表ＦＷマレガ、元ナイジェリア代表ＦＷイガロといった強力なアタッカーを配置し、攻撃的に仕掛けてくる可能性が高い。スコルジャ監督は「集中して、イージーミスをなくして戦いたい。この１週間で準備はできた」と自信をみせる。

黄金週間の終盤に埼玉スタジアムで行われる大一番。チケット販売は５万７０００枚を超えた。「第１戦とは違う試合を明日は見せる。皆さん、期待してください」と興梠。自身の一振りで、３度目のアジアの頂点に立つ。（宇賀神隆）

★優勝条件　第２戦に勝った方が優勝で、引き分けるとアウェーゴール数で勝敗が決まる。０―０の場合は浦和、２点以上を取り合えばアルヒラル。１―１なら延長、ＰＫ戦に突入する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b878fc53a39a0406815805571ff07d82317f187