2023-03-14
2023.03.14(Tue)
中河 桃子
「『塞王の楯』が直木賞を受賞した時、サイン本は最高で10倍の2万円近くまで跳ね上がりました。憤りを覚え「暴落させよう!」と、集英社と共に最終1万冊以上のサイン本を作った訳です。実際、これで落ち着きましたが、私はあることに着目しました。実は…(続く」
転売対策へと自ら乗り出した、歴史小説・時代小説家の今村翔吾さん(@zusyu_kki)に取材しました。
ダンスインスタラクターから転身し、2017年にデビュー。代表作「羽州ぼろ鳶組」(祥伝社刊)シリーズや『じんかん』(講談社刊)、『童の神』(角川春樹事務所刊)など次々とヒットを生み出し、時代小説『塞王の楯』が第166回直木三十五賞を受賞。2021年には、縁もゆかりないのに、閉店の危機にあった大阪・箕面の書店「きのしたブックセンター」を事業継承したことでも話題に。
そんな今村さんが行動するきっかけとなったのは、ある出版社社員の「作家のサイン本が高額転売されている」という悲しいつぶやき。そんな状況に対して、「某フリマサイトでサイン本をよく見かけます。とても悲しくなります」「サイン本を売る、という発想に驚き」
「サイン本は作家さんの限界もとい、書店買い取り方式なので田舎はどうしてもサイン本は巡りづらい」という意見や、「サイン、印刷にしちゃえばいいんですよ。 表2か、表3に。そして直筆サイン本は作らない」などの対策案のコメントが寄せられました。
自身の高騰したサイン本の価値を「暴落させよう!」と、どんどんとサインを書くことを決意した今村さん。しかし、ある不思議な現象が…宣言することで、転売価格が減額。「米や金の相場と同様「まだまだあるぞ!」と示すだけでも、価格は下がり得るということです。実際に無かったとしても」と気づいたのだそう。
これは解決策か? と思ってしまいますが「サイン本を大量に作れるかといえば様々な事情で困難なこと、転売を予防するにはコストがかかりすぎること」と憂います。小説家として、また書店のオーナーとしての思いを聞きました。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://maidonanews.jp/article/14851839
中河 桃子
「『塞王の楯』が直木賞を受賞した時、サイン本は最高で10倍の2万円近くまで跳ね上がりました。憤りを覚え「暴落させよう!」と、集英社と共に最終1万冊以上のサイン本を作った訳です。実際、これで落ち着きましたが、私はあることに着目しました。実は…(続く」
転売対策へと自ら乗り出した、歴史小説・時代小説家の今村翔吾さん(@zusyu_kki)に取材しました。
ダンスインスタラクターから転身し、2017年にデビュー。代表作「羽州ぼろ鳶組」(祥伝社刊)シリーズや『じんかん』(講談社刊)、『童の神』(角川春樹事務所刊)など次々とヒットを生み出し、時代小説『塞王の楯』が第166回直木三十五賞を受賞。2021年には、縁もゆかりないのに、閉店の危機にあった大阪・箕面の書店「きのしたブックセンター」を事業継承したことでも話題に。
そんな今村さんが行動するきっかけとなったのは、ある出版社社員の「作家のサイン本が高額転売されている」という悲しいつぶやき。そんな状況に対して、「某フリマサイトでサイン本をよく見かけます。とても悲しくなります」「サイン本を売る、という発想に驚き」
「サイン本は作家さんの限界もとい、書店買い取り方式なので田舎はどうしてもサイン本は巡りづらい」という意見や、「サイン、印刷にしちゃえばいいんですよ。 表2か、表3に。そして直筆サイン本は作らない」などの対策案のコメントが寄せられました。
自身の高騰したサイン本の価値を「暴落させよう!」と、どんどんとサインを書くことを決意した今村さん。しかし、ある不思議な現象が…宣言することで、転売価格が減額。「米や金の相場と同様「まだまだあるぞ!」と示すだけでも、価格は下がり得るということです。実際に無かったとしても」と気づいたのだそう。
これは解決策か? と思ってしまいますが「サイン本を大量に作れるかといえば様々な事情で困難なこと、転売を予防するにはコストがかかりすぎること」と憂います。小説家として、また書店のオーナーとしての思いを聞きました。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://maidonanews.jp/article/14851839