サウナGO!GO!

2023-06-10

 ロシアで行われた総合格闘技(MMA)の大会で、16歳の少年が頭部に蹴りを受け死亡。〝皇帝〟エメリヤーエンコ・ヒョードル氏が会長を務めるロシアMMA連合が、再発防止を誓った。

 悲劇が起こったのは、4日にアムール州ベロゴルスクで行われた大会。ロシアメディア「チャンピオナット」によると、オクタゴンのリングで16歳の少年が試合中に頭部に強烈な蹴りを受け倒れた。病院の集中治療室に運ばれたが、帰らぬ人となった。ルールで16、17歳には、ボクシング用のヘッドギア着用が義務付けられていたが、なぜか主審で地域組織の会長でもある人物がこれを徹底せず、少年はヘッドギアなしで出場していたという。

 すでに警察が捜査を進めているが、ロシアMMA連合も内部調査を実施。主審のライセンスはく奪を決めた。さらに、地域組織会長の解任も検討されているという。

 また、同メディアによると、連合のヒョードル会長はコメントを発表。「ベロゴルスクで起きた悲劇は、誰一人として無関心ではいられない。(少年の)ご家族に深い哀悼の意を表します」と追悼。「残念ながら、どのスポーツの選手も事故とは無縁ではない。私たちスポーツ関係者は、すべてのアスリートの安全のために、常にルールを厳しくしている。だからこそ、ロシアMMA連合は内部調査を行った。次回の報告・選出会議では、ジャッジ、コーチ、大会主催者のライセンスに関するより厳しいルールについて話し合う予定だ」と再発防止へ策を講じるという。

 二度と悲劇が起きぬよう、ルールの徹底を図るつもりだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c61913826763287737e3f520ceacfbaa15c315dc