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2023-05-29

村上春樹は人生で一度も「二日酔い」「頭痛」を経験したことがない!?「ありがたいことなんだけど、ちょっと世間に申し訳ないかも」
5/28(日) 20:50 TOKYO FM+
https://news.yahoo.co.jp/articles/d78edeb0d1168afcf22d56377f40cc31ebf3b9b4


作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。5月28日(日)の放送は「村上RADIO~アカペラで行こう~」をオンエアしました。今回のテーマは「アカペラ」。ビートルズやビーチ・ボーイズ、サザンオールスターズなどによる、さまざまな名曲のアカペラカバーを村上DJの楽しい解説付きで紹介。この記事では、前半2曲を紹介した内容をお届けします。

こんばんは、村上春樹です。村上RADIO、今夜はアカペラで歌われる音楽を集めてみました。アカペラ(注:a cappella イタリア語)は、伴奏を伴わないコーラスだけの音楽のことです。中世の教会音楽が起源ですが、これが形を変えながら現代に受け継がれ、1950年代にはドゥワップ・ミュージックのひとつのスタイルとなりました。そして21世紀には、また新しい個性を身につけたアカペラ音楽が生まれています。今日はいろんなスタイルのアカペラ音楽を楽しんでください。

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アカペラとは全然関係ないのですが、僕は生まれてこの方、二日酔いというものを経験したことがないんです。まあ、そこそこお酒は飲んできたんだけど、なぜか二日酔いになったことはありません。周りの人たちは「二日酔いくらい苦しいものはない」って言います。どんなふうに苦しいのか聞いてみると、みんなすごく具体的に親切に教えてくれます。でも、自分で実際に経験したことのない苦しみって、どれほど詳しく説明されても、今ひとつうまく理解できないんですよね。そういえば、頭痛も一度も経験したことがありません。まあ、ありがたいことなんだけど、「ちょっと世間に申し訳ないかもな」とか、ときどき思います。

◆The Four Freshmen「Their Hearts Were Full Of Spring」

「アカペラで行こう」。まずはジャズ・コーラスの最高峰、Four Freshmen(フォー・フレッシュメン)の「Their Hearts Were Full Of Spring(彼らの心は春でいっぱい)」を聴いてください。この曲はビーチ・ボーイズが「A Young Man Is Gone」というタイトルで、歌詞も変えて、やはりアカペラでカバーしていますので、そちらをご存じの方のほうが多いかもしれませんね。ビーチ・ボーイズはフォー・フレッシュメンのファンで、彼らのハーモニーを綿密に研究しました。フォー・フレッシュメンもお返しにというか、ビーチ・ボーイズの「サーファーガール」を歌っています。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)