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2023年6月2日 15:27

東スポWEB

　タレント・北野誠が２日、自身がパーソナリティーを務めるＣＢＣラジオ「北野誠のズバリ」で、亡くなった上岡龍太郎さんについて語った。

　上岡さんはこの日、肺がんと間質性肺炎のため５月１９日に死去したことが発表された。８１歳だった。

　上岡さんは、朝日放送の人気番組「探偵！ナイトスクープ」の初代局長を務めたが、北野は当時、探偵として同番組に出演していた。

　北野は「上岡さん、『ナイトスクープ』の収録で２回、キレて帰ってますからね」と明かした。

　１度目は「ＡＢＣホールに４００人ぐらいのお客さんを入れてて、番組の収録やってる時ですよ。公開録画ですから」。上岡さんは心霊現象などを全く信用していなかったが、その時のＶＴＲが心霊現象をおちゃらけて撮られていたという。

「終わってから、『何をしたいんや！　この番組は』ってブチ～、キレて。『もうええ、ワシ、この番組辞めるさかい、このまま帰るわ』って、そのまま局長席から舞台降りて、帰っていったんですよ」

　プロデューサーらが説得したが、上岡さんは応じず、車に乗って家に帰ってしまった。

「オレが司会に入って、『今日はホントに上岡さんがいま帰られたみたいなので、多分これで収録は中止となります。お客さん、みなさん、次回の収録の時に優先的にもう一度この収録に参加できるという、いま半券みたいなんをスタッフが手書きで書いておりますので』って。手書きかい！」

　その２年後にも上岡さんがキレて帰ったことがあった。仕方がないので、北野ら他の出演者も帰宅。家で食事しているとスタッフから電話があり、「もう一度ＡＢＣに戻ってきてくれへんかな。いや、よう考えたら、ここで帰られたら収録が間に合わんねん」と言われたという。

　それでＡＢＣに戻ったそうで、北野は「スタジオで誰もおらへん、お客さん、おらんとこで、オレと（桂）小枝兄さん、２人で収録したことあります」と振り返った。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/265156