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2023-05-01

ファイターズの本拠地が、北広島のエスコンフィールドへと移って1か月。
最大の「お得意客」を失った札幌ドームは、売り上げのばん回ができるのでしょうか。

 4月30日、札幌ドームでは、ハンドメイド品の販売イベントが行われていました。

泉優紀子記者
「会場は大変多くの人で賑わっていますが、フェンス広告は少し寂しい印象です」

 札幌ドームは、これまで年間の使用数の半分をファイターズが使っていて、使用料の収入でも3分の1を占めていました。
 そのファイターズが去った影響で、フェンスに書かれていた広告は減りました。

 一方で、スタンド席の出入口など目新しい場所に広告が出ていました。

泉優紀子記者
「ことしはファイターズ中継がなくなったことから、フェンスに広告を出していた企業によるコンコース広告が目立ちます」
 札幌ドーム全体の広告枠は、ことしは6枠減らし、80枠に。
 すでに7割が売れていて、ドーム側によると販売は「順調」だということです。
 去年のこの時期、札幌ドームでは、すでにファイターズ戦が11試合行われていました。
 今年の、この1か月の状況について、施設を所有し、株式会社札幌ドームに出資もする札幌市は…

札幌市スポーツ局井上昭施設課長
「サッカーの試合は全試合札幌ドームでホームゲームをやると、バックナンバーのライブが入っていたから、それなりにイベントについては入っている」
 収入の柱として、今後目指すのが、コンサドーレのホームゲームの全試合開催。コンサドーレの運営事務所も来月には、敷地内に移転してくる予定です。

 もう1つの柱が、中規模コンサートの実施です。

 場内を暗幕で仕切る「新モード」として、改修などに6億円以上かけましたが、開催予定は、まだありません。

 先月中旬には、札幌で行われた気候・エネルギー・環境大臣会合に合わせて、行政主導でイベントも開催しました。
 札幌ドームの今後、5年間の収支について札幌市は、今年度は赤字を見込む一方、来年度からは黒字になるとする試算をしています。

札幌市スポーツ局井上昭施設課長
「年間100日程度で一応、5か年計画は立てているから、何とかその計画に近づけるようにしたい」

 コンサドーレのホームゲームおよそ20試合を差し引くと、目標まで80日分。
 現在、情報を公開中のイベントは35日分と半数以下ですが、今のところ、札幌市側にそれほどの焦りはみられません。
 見通しは、妥当なのか甘いのか?施設の将来を占う年度の1か月が過ぎました。

5/1(月) 19:24配信 HBC北海道放送
https://news.yahoo.co.jp/articles/31a4e165b098fd03c319fefa09716a92c5574ca5