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2023-03-10

2023-03-10 22:37 ORICON NEWS

 『第46回 日本アカデミー賞』授賞式が10日、東京・グランドプリンスホテル新高輪にて開催され、最優秀主演女優賞に『ケイコ 目を澄ませて』の岸井ゆきのが輝いた。

 受賞スピーチで「身に余る賞をありがとうございます」と声を震わせた岸井は「三宅組でなかったら、誰か一人が欠けても私はここに立てなかった。支えてくださった関係者の皆様、そして原案となった小笠原恵子さんに感謝します」と感無量の様子。

 「私は映画が大好きなんです。映画を観てるときは、何語でもしゃべれるし、どこへでも行けるし、何者でもないと思える」と熱い想いを述べ「この作品は私が見たことのない景色をたくさん見せてもらいました。まだ上映中なんです。ぜひ劇場で観ていただきたいなって思います。それだけが私の望みです」と呼びかけていた。

 『ケイコ 目を澄ませて』は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子氏をモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が新たに生み出した物語。岸井は、ボクシングの動きと聴覚障害者の手話の表現を身に着け、感情表現が不器用なキャラクターを、声を発することなく表現する難役に挑んだ。

 優秀主演女優賞にはそのほか、のん(『さかなのこ』)、倍賞千恵子(『PLAN 75』)、広瀬すず(『流浪の月』)、吉岡里帆(『ハケンアニメ!』)が選出された。

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