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2023-05-13

 NHKの大相撲解説者・北の富士勝昭氏(81=元横綱)が、14日に初日を迎える夏場所(東京・両国国技館)を休場することになった。同局の広報担当者は「ご都合によりお休みとうかがっています」と話した。春場所も同じ理由で休場。ファンが心配していた。

 今週半ばごろは、NHKホームページの大相撲放送予定に解説者などの名前は記されていなかったが、12日までに詳細が示された。初日の中入り後は、正面解説が元小結舞の海秀平氏、向正面が元関脇若の里の西岩親方となっている。通常なら正面が北の富士氏、向正面に舞の海氏となるところだ。春場所に続き、このダブル解説は見られない。

 2日目以降も同様で、SNSでは「解説に入ってない」「休場か」「悲報」「また元気な解説待ってます」などと心配するファンの投稿が相次いだ。

 今場所は休場を続けてきた横綱照ノ富士が4場所ぶりに出場。一方で北の富士氏の復帰もファンの関心事だった。照ノ富士の復活なるか、北の富士氏の解説を聞きたかったファンは多かったはず。春場所中、コラムを持つスポーツ紙では執筆をしており、自身について「病気」「退院」「元気」という言葉を使っていた。

 北の富士氏は日本相撲協会を退職後の1998年から解説を続け、ご意見番として人気に。2021年には、放送文化の向上に貢献した人物を表彰する「日本放送協会放送文化賞」を受賞。25年にわたる解説は、ともに昭和の名解説者、神風正一氏の34年間、玉の海梅吉氏の27年間に迫る長さだ。

東スポWEB2023年5月12日 15:00
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/262912