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2023-05-30

 テレビ朝日の定例社長会見が30日、都内の同局本社で行われ、ジャニーズ事務所の元所属タレントが告発した、創業者のジャニー喜多川前社長(2019年死去、享年87)の性加害問題について見解を示し、過去に報道をしなかったことについて「大変重く受け止めている」と説明した。

 同局の篠塚浩社長は、この問題について「性加害は決して許されるものではない」と主張。また、「タレント起用に変更はございません」と、所属タレントの番組起用への影響はないと明かした。

 3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。ジャニーズ事務所は今月14日、藤島ジュリー景子社長が「深くおわび申し上げる」と被害を訴える人に謝罪するなど、ジャニーさんの性加害問題について初めて見解を発表。一方、この問題への対策が長年取られなかったとして、これまでのジャニーズ事務所の体制を「異常」と表現。再発防止に取り組むことを強調した。

 だが、性加害問題については、1999年に週刊文春が記事化し、後に事務所との裁判にも発展しており、カウアンは「性加害の報道があればジャニーズに行かなかった」などと発言している。この件に関し、報道で触れてこなかったことについて、篠塚社長は「今回被害にあったと告白されている方が“テレビで報じられていれば”と発言されていることは認識していますし、そのことは大変重く受け止めております」とコメント。また、「当然、視聴者の方からも様々なご意見はいただいております」とし、「当社としてはそういったご意見を本当に重く受け止め、今後の放送に活かしていきたいと考えている」と述べた。

スポニチ

https://news.yahoo.co.jp/articles/14e194e5b3f8c4869d4b9950d527ba617d355dee