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　ロシアフィギュアスケート連盟は、他国での活動を目指す選手の国籍変更を認めなかった。

　ロシアのダリオ・チリザノは、アイスダンスでイリーナ・ハベロニナとのカップルで活動。ユース五輪を制するなど、世界の舞台で結果を残してきたが、1月いっぱいで解散した。現在、チリザノはカナダ・モントリオールを拠点にチェコのデニサ・チムロワで練習に励んでいる。

　そのため、ロシアメディアはチリザノがチェコへの国籍変更を視野に入れていると報道していたが、同国メディア「sports．ru」は「ロシアフィギュアスケート連盟がチリザノのチェコへの移籍を許可しなかったことが判明した。彼は代表チームのメンバーであり、シーズンを通してプレーしており、彼を手放すつもりはない」と伝えた。その中で連盟トップのアレクサンドル・コーガン氏は「チリザノは他のアスリート同様、承認を受けられなかった。承認を受けた選手もいるが、連盟の規則に従った結果だ」とコメントしている。

　ロシアの選手はウクライナ侵攻の影響もあり、国際大会に出場できない状況が続いているだけに、今後も苦境が続きそうだ。

東スポWEB
2023年5月22日 22:02
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/264041