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2023-05-18

坂本龍一さん、“音”に反応して涙…耳の良さを感じる思い出を、大貫妙子が明かす
2023年05月12日 20:25 J-WAVE NEWS
https://news.j-wave.co.jp/2023/05/content-1734.html


3月28日に逝去した世界的アーティスト、坂本龍一さんとのエピソードを、親交が深かった大貫妙子が語った。

大貫が登場したのは、坂本龍一さんの追悼特番『J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL A TRIBUTE TO RYUICHI SAKAMOTO』(ナビゲーター:サッシャ)。オンエアは5月5日(金・祝)。

◆楽曲制作は「『任せておけ』という感じ」

大貫は、がんで療養中だった坂本さんに代わり『RADIO SAKAMOTO』の最終回を担当。高橋幸宏の追悼特集をするなか、坂本さんからのメッセージも代読した。長年、坂本さんとの親交があった大貫に現在の心境を尋ねた。

大貫:妹ぐらいに思われていて、そのような関係で付き合ってきました。出会ったのが20代のころなので。家族ではないんだけど、いまもずっと坂本さんが自分のなかのどこかにいるという感じですね。

サッシャ:坂本さんと音楽をご一緒するとき、ミュージシャンとしての坂本さんをどんな風にご覧になっていましたか?

大貫:初期のころはわりといろいろとアレンジを「こんな風にしてほしい」と言っても、全然聞いてないような感じで(笑)。どんどんシンセを触り出して。たとえば「こんな歌詞を乗せたい」というのをどうも聞いてないようで(笑)、始めたらどんどんアレンジしていっちゃうという感じの人でした。「わかった」とは言うんですけど(笑)。
その後、彼がニューヨークに行って、私もニューヨークに仕事で行ったときにまたアルバムを1枚作っているんですけど、そのときも変わってなかったです。もう「任せておけ」という感じだったんだと思うんです。(※中略)

◆音に反応して涙することも

大貫は「耳がすばらしくよかった」と、坂本さんの驚きのエピソードを語った。

大貫:私たちには聞こえないすごく高い音まで聞こえているらしくて。録音中によく涙を流していて「なにが悲しいのかな? 私の曲そんなに悲しかったかな」と思って「どうして涙が出ているの?」と訊くと「いや、音に反応しちゃうんだよ」と言っていて。

サッシャ:我々には聞こえない音に反応している?

大貫:というぐらい耳がいい。でもその音が入っているか入っていないかは、私たちに聞こえていなくても体では聞こえているんですよね。そこが坂本さんの作り出すシンセの独特な、すごく透明だったりするところなんじゃないかなと、私はずっと思っているんです。

サッシャ:我々の聞こえない音の要素を加えているからこそ琴線に触れる。

大貫:彼の耳のなかでは加わっているということですね。

サッシャ:すごいなあ。

大貫:あとオーケストラも書けますし、すばらしいです。(亡くなってしまったことが)残念です。

サッシャ:引き出しが多いんですか?

大貫:なにを頼んでも、「任せておけ」とは言わないけれども、そっちの方向に導いてくれることが多かったですね。

サッシャ:それだけさまざまな知識やアイデアを。

大貫:民族音楽とかもものすごくよく知っていて。「いつ勉強しているんだろう?」と思うぐらい。異常にたくさん本も読んでいましたし。

サッシャ:(編集者だった)お父様のお仕事の関係ですかね。子どものころから本に囲まれていたと思います。

大貫:それはそうだと思います。

(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)