2023-05-07
2023-05-03 12:00 オリコン
【インタビュー】中島みゆき、動乱の時期に生まれたアルバム『世界が違って見える日』に見えた希望
https://www.oricon.co.jp/news/2276893/full/
https://contents.oricon.co.jp/upimg/news/2277000/2276893/20230426_134036_p_l_15207013.jpg
中島みゆき通算44枚目のオリジナルアルバム『世界が違って見える日』
https://contents.oricon.co.jp/upimg/news/2277000/2276893/20230426_134105_p_l_33657551.jpg
中島みゆきの歌はなぜ時を超えて共感され続けているのか――。
2020年1月に発売のアルバム『CONTRALTO』以来の、通算44枚目のオリジナルアルバム『世界が違って見える日』は、そんな質問に対する答えのようなアルバムではないだろうか。前作から3年余り。「コンサート活動を辞めるわけではないけれど負担の大きい全国ツアーはこれで最後」と臨んだ『中島みゆき2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』はコロナ禍で3分の1を終えたところで中止。その後に悪化の一途をたどった感染状況と22年に始まったウクライナ戦争も含め、未曽有の激動の時代に入ってしまった。新作は、そんな時間の中で生まれたアルバムである。
(※中略)
■吉田拓郎との歴史的共演「ソーシャルディスタンスはちょっとぶっ飛ばしました」
アルバムの自然な流れも今回の聴きどころの1つだろう。倶に走っていこう、走り継いでいこう、と歌った1曲目の「倶(とも)に」が、それぞれの曲に受け継がれているように聴こえる。4曲目の「乱世(らんせ)」は動乱の時代を生きている若者たちへのエールのようだ。去年、アルバムの情報がまだほとんど明かされていなかった時期に、音楽活動引退を表明した吉田拓郎が、自分のラジオで参加したことを明かしてしまったことが話題になった。その曲が彼の歌とギターが聴けるのが5曲目の「体温」である。同じ時代を走り続けてきた僚友と言っていいかもしれない。
「あれは拓郎さんと瀬尾さんがやりとりをしている中でポコッと出てきて、2人で盛り上がった話のようで。レコーデイングが始まってから瀬尾さんが“タクちゃんがね、このアルバムに参加したいって言ってるんだけど”って。降って湧いたような話(笑)。それはありがたいけどどの曲にするの、ということで「体温」になった。この曲なら一緒に歌っても成立するねって。で、一緒に歌ってもらったはずなんだけど、ギターとか声が出てきた途端、このアルバムって吉田さんのアルバムだっけって。一気に吉田さんのアルバムになっちゃいましたね。やっぱり存在感とんでもないですね」
「当日はスタジオの中で瀬尾さんと吉田さんの漫才が止まることなく。明日の朝まで続くんだろうか(笑)。思い出話どころか今の話ね。『M-1グランプリ』というんだっけ。あんな感じですもん。周りはいつ歌うのだろうって息を飲んで見てるだけ。延々漫才やってましたよ(笑)」
中島みゆきと吉田拓郎の共演は、06年に吉田拓郎とかぐや姫が静岡県掛川市の「つま恋多目的広場」で行った『吉田拓郎 & かぐや姫 Concert in つま恋 2006』に彼女がシークレットゲストで登場、拓郎のために書き下ろした「永遠の嘘をついてくれ」を一緒に歌ったことが伝説化している。
拓郎は今回の再会について、自分のラジオ番組で「スタジオでハグした」と語っていた。コロナ禍で人に会うことが出来ない時間が続く中で実現した、歴史的共演への想いの強さを感じた人は多かったはずだ。
「直接お目にかかったのは久々でしたからね。ソーシャルディスタンスはちょっとぶっ飛ばしましたけど、はっと我に返って、“すみません、ソーシャルディスタンスでした!”って。私ったら漫画みたいでした(笑)」(※中略)
■動乱の時を経て生まれたアルバム「着地しなかった感が今は満載(笑)。続きを書かなきゃ」
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
【収録曲】
01. 倶(とも)に
02. 島より
03. 十年
04. 乱世(らんせ)
05. 体温
06. 童話
07. 噤(つぐみ)
08. 心月(つき)
09. 天女の話
10. 夢の京(みやこ)
●中島みゆき『世界が違って見える日』トレーラー動画(公式)
https://www.youtube.com/watch?v=oWOivU7NLpM
【インタビュー】中島みゆき、動乱の時期に生まれたアルバム『世界が違って見える日』に見えた希望
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中島みゆき通算44枚目のオリジナルアルバム『世界が違って見える日』
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中島みゆきの歌はなぜ時を超えて共感され続けているのか――。
2020年1月に発売のアルバム『CONTRALTO』以来の、通算44枚目のオリジナルアルバム『世界が違って見える日』は、そんな質問に対する答えのようなアルバムではないだろうか。前作から3年余り。「コンサート活動を辞めるわけではないけれど負担の大きい全国ツアーはこれで最後」と臨んだ『中島みゆき2020 ラスト・ツアー「結果オーライ」』はコロナ禍で3分の1を終えたところで中止。その後に悪化の一途をたどった感染状況と22年に始まったウクライナ戦争も含め、未曽有の激動の時代に入ってしまった。新作は、そんな時間の中で生まれたアルバムである。
(※中略)
■吉田拓郎との歴史的共演「ソーシャルディスタンスはちょっとぶっ飛ばしました」
アルバムの自然な流れも今回の聴きどころの1つだろう。倶に走っていこう、走り継いでいこう、と歌った1曲目の「倶(とも)に」が、それぞれの曲に受け継がれているように聴こえる。4曲目の「乱世(らんせ)」は動乱の時代を生きている若者たちへのエールのようだ。去年、アルバムの情報がまだほとんど明かされていなかった時期に、音楽活動引退を表明した吉田拓郎が、自分のラジオで参加したことを明かしてしまったことが話題になった。その曲が彼の歌とギターが聴けるのが5曲目の「体温」である。同じ時代を走り続けてきた僚友と言っていいかもしれない。
「あれは拓郎さんと瀬尾さんがやりとりをしている中でポコッと出てきて、2人で盛り上がった話のようで。レコーデイングが始まってから瀬尾さんが“タクちゃんがね、このアルバムに参加したいって言ってるんだけど”って。降って湧いたような話(笑)。それはありがたいけどどの曲にするの、ということで「体温」になった。この曲なら一緒に歌っても成立するねって。で、一緒に歌ってもらったはずなんだけど、ギターとか声が出てきた途端、このアルバムって吉田さんのアルバムだっけって。一気に吉田さんのアルバムになっちゃいましたね。やっぱり存在感とんでもないですね」
「当日はスタジオの中で瀬尾さんと吉田さんの漫才が止まることなく。明日の朝まで続くんだろうか(笑)。思い出話どころか今の話ね。『M-1グランプリ』というんだっけ。あんな感じですもん。周りはいつ歌うのだろうって息を飲んで見てるだけ。延々漫才やってましたよ(笑)」
中島みゆきと吉田拓郎の共演は、06年に吉田拓郎とかぐや姫が静岡県掛川市の「つま恋多目的広場」で行った『吉田拓郎 & かぐや姫 Concert in つま恋 2006』に彼女がシークレットゲストで登場、拓郎のために書き下ろした「永遠の嘘をついてくれ」を一緒に歌ったことが伝説化している。
拓郎は今回の再会について、自分のラジオ番組で「スタジオでハグした」と語っていた。コロナ禍で人に会うことが出来ない時間が続く中で実現した、歴史的共演への想いの強さを感じた人は多かったはずだ。
「直接お目にかかったのは久々でしたからね。ソーシャルディスタンスはちょっとぶっ飛ばしましたけど、はっと我に返って、“すみません、ソーシャルディスタンスでした!”って。私ったら漫画みたいでした(笑)」(※中略)
■動乱の時を経て生まれたアルバム「着地しなかった感が今は満載(笑)。続きを書かなきゃ」
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
【収録曲】
01. 倶(とも)に
02. 島より
03. 十年
04. 乱世(らんせ)
05. 体温
06. 童話
07. 噤(つぐみ)
08. 心月(つき)
09. 天女の話
10. 夢の京(みやこ)
●中島みゆき『世界が違って見える日』トレーラー動画(公式)
https://www.youtube.com/watch?v=oWOivU7NLpM