
2021-08-26


2020年12月のオープン以来、予約が取れないほど人気の『ソロサウナ tune』。北欧では当たり前のプライベートサウナという楽しみ方は日本で浸透していくのか?
※こちらの記事は小学館から絶賛発売中のサウナムック「Saunner+」から一部抜粋して掲載しています。ぜひ合わせてご覧ください。
普通のサウナではできないあんなことやこんなこと
日本のサウナのほとんどは温浴施設が提供するパブリックなサウナ。当然、他人と一緒に入ることになり、マナーはもちろん、多少の我慢は必要になる。静かに入りたい時に限って、騒がしい集団に遭遇したり、ロウリュのタイミングに気を遣ったり、時にそれがトラブルにつながることも……。そんな日本のサウナーにとって、プライベートなサウナはひとつの夢といえるだろう。
しかし、自宅にサウナを作ることは何かとハードルが高く、経済的にも難しい。だが、そんなサウナーの夢を手軽にかなえてくれる施設が『ソロサウナ tune』だ。
「人の数だけサウナの楽しみ方がある。その人なりの使い方で自由に楽しんでほしい」
そう話すのは、女将の遠藤香さん。静かな空間を生かし、仕事しながら利用する人、ストレッチ、ヨガなどをしながら利用する人、落語を聞きながら利用する人など様々なユーザーがいるそうだ。
「サウナ好きの人はそれぞれこだわりも強いので100人すべての要望に完璧に応えることができませんが、日々改善を続けています。リピーターの声を優先し、時にメンタルズタボロになりながらもエゴサーチをしながら、指摘箇所を改善していく取り組みを続けています(笑)」
日々進化を続けるソロサウナだが、もとは簡易宿泊施設のベッドルームだった場所を改修して作られている。設計の際は限られた空間の中でどんな動線が最適か、VRで確認しながら作られたという。今後は現在の神楽坂だけでなく、いろんな街に作っていきたいという計画もあるそうだ。
シングルルームであれば60分3800円。安くはないが、自宅にサウナを作ることに比べたら安いし、今のご時世コロナ対策という点でも安心感がある。今日は静かに自分と向き合いたい、心身ともにストレスから解放されたい、そんな時のちょっと贅沢な選択肢として、プライベートサウナは定着していくかもしれない。
好きな姿勢でサウナを満喫!
普段はなかなかできない自由な姿勢でサウナを満喫できる。寝てしまうと危険なので、飲酒状態で入店することはできない。
小さなサウナ室・シャワールーム・更衣室兼、休憩室兼、洗面所がひとつのユニットになっている。写真はやや広めのグループルーム。
各部屋にBluetoothスピーカーを完備。お気に入りの曲を聴きながらサウナを楽しめる。
サウナ内には本場フィンランドから直輸入したストーブを設置。白樺の香りがするアロマ水を用意。室内は80℃くらいだが、ロウリュすることで自分好みに調整できる。
オーバーヘッドシャワーはチラー付きで15℃前後!
水風呂はないが、各サウナ室内には400口径のオーバーヘッドシャワーを完備。チラーにより、一年中15℃前後に設定されている。
予約の取りやすい朝の時間帯がおすすめ
女将 遠藤 香さん
以前は全然別の仕事をしていたという遠藤さん、サウナ好きが高じて初代女将に就任。「利用時間終了10分前にはカラオケBOX同様、あと10分コールしますのでご安心ください」とのこと。
ソロサウナtune
[住]東京都新宿区天神町23-1 UNPLAN Kagurazaka1F [営]8:50~23:10(平日)、9:00~23:10(土・日・祝) [休]年末年始12/31~1/2 [料]シングルルーム3800円(60分)、4800円(80分)、グループルーム(最大3名、同性のみ利用可)1万1400円(80分)
※完全予約制。http://www.solosauna-tune.com/
サウナーたちの伝説のバイブル復汗!SJ MOOK『Saunner+(サウナープラス)』
サウナを愛してやまない「サウナー」のための本、現在のサウナブームの火付け役となった伝説のサウナ専門誌『Saunner』(2014年、小学館刊)が、7年の時を経てついに復汗(刊)! コロナ禍による危機を超え、ブームを超え、日本のサウナの未来を考えるというテーマのもと、パワーアップして再登場!
定価1320円(税込)
B5判/132ページ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09104252
取材・文/石﨑寛明
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